中原中也の代表作<18選>

3541047892_f1a534cff1_z
<中原中也の詩の中でも特に人気があり、代表作とも呼べるものを集めてみました>

幾時代かがありまして 茶色い戦争ありました 〜サーカス

それに陽は、さらさらと さらさらと射しているのでありました。〜一つのメルヘン

汚れっちまった悲しみに 今日も小雪の降りかかる 〜汚れっちまった悲しみに……

土手づたい きえてゆくかな うつくしき さまざまの夢。〜朝の歌

空は晴れてても、建物には蔭があるよ、〜早春散歩

月夜の晩に、ボタンが一つ 波打際に、落ちていた。〜月夜の浜辺

ポッカリ月が出ましたら、舟を浮べて出掛けましょう。〜湖 上

愛するものが死んだ時には、自殺しなきゃあなりません。〜春日狂想

私の上に降る雪は 真綿のようでありました 〜生い立ちの歌

あれはとおいい処にあるのだけれど おれは此処で待っていなくてはならない 〜言葉なき歌

私はもう歌なぞ歌わない 誰が歌なぞ歌うものか 〜詩人は辛い

思えば遠く来たもんだ 十二の冬のあの夕べ 〜頑是ない歌

海にいるのは、あれは人魚ではないのです。〜北の海

青い空は動かない、雲片一つあるでない。〜夏の日の歌

ではああ、濃いシロップでも飲もう 冷たくして、太いストローで飲もう 〜秋日狂乱

ホラホラ、これが僕の骨だ 〜骨

ああ おまえはなにをして来たのだと…… 吹き来る風が私に云う 〜帰 郷

春が来たって何になろ あの子が返って来るじゃない 〜また来ん春……

<スポンサーリンク>