中原中也のダダの詩<20選>
<中原中也のダダの詩を集めてみました>
タバコが男でマントが女だ 〜タバコとマントの恋
テッポーは戸袋 ヒョータンはキンチャク 〜ダダ音楽の歌詞
アスファルトの上は凡人がゆく 〜春の日の怒
カンテラの灯と酒宴との間に人の心がさ迷います 〜恋の後悔
風船玉の衝突 立て膝(ひざ)立て膝 スナアソビ 〜(風船玉の衝突)
万年筆の徒歩旅行 電信棒よ御辞儀(おじぎ)しろ 〜自 滅
タバコの灰は 霧の不平―― 燈心(とうしん)は 決闘―― 〜初 恋
アメリカの国旗とソーダ水とが 恋し始める頃ですね 〜初 夏
トランプの占いで 日が暮れました―― 〜(題を附けるのが無理です)
ダダ、ってんだよ 木馬、ってんだ 〜(名詞の扱いに)
涙と仁丹(じんたん) 雨がまた降って来る 〜(バルザック)
女よ ダダイストを愛せよ 〜(頁 頁 頁)
リゾール石鹸(せっけん)を用意なさい 〜(ダダイストが大砲だのに)
今日天からウヅラ豆が 畠の上に落ちていました 〜(58号の電車で女郎買に行った男が)